友人たちがピザと飲み物を囲む楽しい夜
GUIDE / BEER & PIZZA

ビールとピザ

ピザの塩味、チーズの脂、トマトの酸味。 そこにビールの泡と苦味が加わると、大人の食卓は少し軽く、少し楽しくなる。

ビールとピザの相性は、難しい理屈ではありません。 熱い一切れを食べ、泡で口を軽くし、また次の一口へ進む。その気持ちよさにあります。

ピザは、味がはっきりした料理です。 焼けた生地の香ばしさ、チーズのコク、トマトソースの酸味、サラミやベーコンの塩味。 ときには照り焼きやマヨネーズの甘さ、辛いオイルの刺激もあります。 そこにビールを合わせると、口の中が重くなりすぎず、食事のテンポがよくなります。

ただし、ビールとピザは「たくさん飲む」ための組み合わせではありません。 おいしい一切れを、気持ちよく楽しむための組み合わせです。 大人の食卓として、無理なく、楽しく、ほどよく味わう。 それが、Pizza.co.jpがすすめたいビールとピザの時間です。

ビールは、ピザを重くするためではなく、次の一口を軽くするためにある。

まずは軽いビールから

ピザに合わせるなら、最初は軽いビールが扱いやすい。 ピルスナー、ラガー、淡いエールのような、すっきりしたタイプです。 泡が口の中を洗い、苦味がチーズの脂を整え、次の一切れに進みやすくなります。

マルゲリータやシンプルなチーズピザには、軽いビールがよく合います。 トマトの酸味、モッツァレラのやわらかさ、バジルの香りを邪魔しすぎないからです。 ピザが繊細なほど、ビールも強すぎないほうがバランスを取りやすい。

家族や友人の集まりでも、軽いビールは選びやすい存在です。 好みが分かれにくく、食事全体を明るくします。 ピザを主役にしたい夜には、ビールは脇役として控えめに支えるくらいがちょうどいい。

濃いピザには、少し強いビール

サラミ、ペパロニ、ベーコン、照り焼き、ブルーチーズのような濃い味のピザには、 少し個性のあるビールも合います。 苦味のあるIPA、香ばしいアンバーエール、黒ビール系のロースト感などです。

ただし、ピザもビールも強くしすぎると、食卓が重くなります。 辛いピザに苦味の強いビールを合わせると、人によっては刺激が強すぎることがあります。 甘辛い照り焼きには、強い苦味よりも、ほどよいコクや香ばしさのあるビールが合わせやすい。

合わせ方の基本は、ピザの主役を見ることです。 塩味が強いのか、甘いのか、辛いのか、チーズが濃いのか。 その主役をビールで支えるのか、軽く流すのかを考えると、選びやすくなります。

薪窯で焼き上がるマルゲリータと軽いビールに合うシンプルな一枚
CLASSIC PAIRING

マルゲリータには、軽く冷えた一杯を。

トマト、モッツァレラ、バジルの一枚には、主張しすぎないビールがよく合います。 軽い苦味と泡が、チーズの脂をやわらかく切り、トマトの酸味を明るく見せます。

ピザがシンプルなほど、飲み物もシンプルに。 そのほうが、生地の香ばしさや焼きたての香りまで楽しめます。

マルゲリータ ラガー ピルスナー 軽い苦味
PAIRING BASICS

ビールとピザの基本

難しく考えすぎなくていい。 泡で軽くする、苦味で脂を整える、香ばしさを合わせる。 この三つを覚えるだけで、ピザの夜はもっと楽しくなります。

01

泡で軽くする

チーズや肉の重さを、泡が少しだけ軽くします。 一切れごとの切り替えがしやすくなります。

02

苦味で整える

苦味は脂や甘さを引き締めます。 ただし、辛いピザには強すぎない苦味が安心です。

03

香ばしさを合わせる

焼けた生地、焦げたチーズ、ロースト感のあるビール。 香ばしさ同士は相性がよくなります。

04

飲みすぎない

主役は楽しい食卓です。 無理に飲まず、食事と会話を気持ちよく続けることが大切です。

ペパロニやサラミには、苦味と泡

ペパロニやサラミのピザは、塩味と脂がはっきりしています。 そこに軽いラガーを合わせると、食べやすくなります。 もう少し大人っぽくするなら、ほどよい苦味のあるエールも合います。

ただし、サラミの辛さや塩味が強い場合、ビールまで強くすると疲れることがあります。 最初の一杯は軽めにして、二杯目で少し香りのあるものにする。 そのくらいの流れが、ピザの夜には自然です。

チーズの濃いピザには、香りを合わせる

クアトロフォルマッジやブルーチーズのピザには、香りのあるビールが合うことがあります。 チーズの塩味や発酵の香りに、麦の香ばしさや少し甘みのあるビールを合わせると、味が丸くなります。

ただし、ブルーチーズのような強い味には、ビールも強くすればよいというわけではありません。 強いもの同士をぶつけるより、少し余白のあるビールを選ぶと、チーズの個性がきれいに残ります。

濃いピザには、もっと濃い飲み物ではなく、受け止めてくれる飲み物を選ぶ。

日本風ピザには、甘さを見て選ぶ

照り焼きチキン、コーン、マヨネーズ、もち、明太子。 日本風ピザは、甘さ、塩味、油分が重なりやすい。 そのため、ビールは甘さを引き締める役割を持つと合わせやすくなります。

照り焼きには、軽い苦味とすっきりした後味のビールが便利です。 明太子やマヨネーズには、重すぎないラガーや淡いエールが合いやすい。 コーンの甘さには、少し香ばしさのあるビールも楽しい組み合わせです。

日本風ピザは、飲み物を難しく考えすぎないほうが楽しい。 家族や友人の食卓なら、ビールを飲む人、飲まない人、それぞれが自然に楽しめるように、 ノンアルコールや炭酸水も一緒に用意すると場がやさしくなります。

PIZZA STYLE PAIRING

ピザ別・合わせ方の目安

正解は一つではありません。 でも、ピザの味の方向を見ると、ビールはずっと選びやすくなります。

マルゲリータと軽いビールに合うピザ
Simple

マルゲリータ

軽いラガー、ピルスナー、淡いエール。 トマトの酸味とチーズのやわらかさを邪魔しない一杯が合います。

大きなスライスピザとビールに合う街の一切れ
Slice

ニューヨーク風スライス

気軽なラガーやドライなビール。 大きな一切れを、軽く、楽しく食べるための組み合わせです。

照り焼きやコーンなど日本風ピザとビール
Japanese

日本風ピザ

甘辛い味には、すっきりしたビール。 マヨネーズやチーズの重さを、泡と苦味で軽くします。

パーティーでは、選択肢を広くする

友人が集まるピザの夜では、ビールも一種類だけに決めなくていい。 すっきりしたもの、少し香りのあるもの、ノンアルコール、炭酸水。 いくつか選択肢があると、飲む人も飲まない人も自然に楽しめます。

大人数では、ピザの味も分かれます。 チーズ系、肉系、野菜系、日本風、辛いもの。 すべてに一本のビールを完璧に合わせるより、食卓全体が楽しく続くことを優先します。 ピザの夜は、細かい正解よりも、取りやすく、飲みやすく、話しやすいことが大切です。

デートでは、飲み方もやさしく

ピザデートでビールを合わせるなら、相手のペースを見ることが大切です。 自分だけ早く飲まない。 相手が飲まないなら、無理にすすめない。 食事と会話を中心にして、ビールはその時間を少し楽しくする脇役にします。

ピザは気軽な料理なので、ビールともよく合います。 けれど、デートで大切なのは、お酒の知識を見せることではありません。 「これ、合うね」と自然に笑えること。 そのくらいの軽さが、ピザデートには似合います。

ビールとピザのよい時間は、飲み物の強さではなく、会話の続きやすさで決まる。

安全に、気持ちよく楽しむ

ビールは大人の楽しみです。 飲む人は、年齢、体調、帰り道を考えて、無理なく楽しむことが大切です。 運転する人、体調がよくない人、飲みたくない人にはすすめない。 その配慮も、ピザの食卓を気持ちよくする大切なマナーです。

ノンアルコールビールや炭酸水でも、ピザは十分に楽しめます。 泡、冷たさ、すっきりした後味があれば、チーズやソースの重さを軽くしてくれます。 大切なのは、誰も無理をせず、同じ一枚を楽しく囲めることです。

ビールとピザは、気取らない大人の組み合わせです。 でも、その気楽さを本当に楽しむためには、ほどよさが必要です。 一切れを味わい、一口飲み、また会話へ戻る。 そのゆっくりしたリズムの中に、ビールとピザのよさがあります。

友人たちがピザを囲み、楽しい夜を過ごす
GOOD TABLE

一杯より、一枚を囲む時間を。

ビールは、ピザの夜を少し軽く、少し大人っぽくしてくれます。 けれど主役は、飲むことではなく、同じ一枚を囲む時間です。 ほどよく、楽しく、気持ちよく。